epoコラム

2020.09.01

Q.ライターを選ぶポイントとは?

A. 編集力をベースに、言葉化できるライターがおすすめです。
 
一時期、某新聞系WEB媒体で主婦向けの記事制作に関わっていました。
ライター志望の主婦の方々から上がる企画の選択から記事UPまでをサポートする立場でした。
それ以前には、国内外のガイドブックを1冊単位で請負って、制作していた時期もあり、複数のライターと関わってきました。
 
私自身が編集ライターとして、安心して仕事を頼むことができるのは、編集力のあるライターです。
 
編集力とは、
●媒体・企画の全体把握と制作物の構成ができる。
誰に向けて、何のために、コンテンツを作成するのかを把握し、
コンテンツの企画を発案でき、記事としての見せ方=構成が考えられること。
 
たとえば、私の場合、女ゴコロならかなりの深度でわかるので、
女性が欲しい・買いたいと思うコンテンツはお任せいただけます。
『ことりっぷ』は、女性が欲しいガイドブックを考え尽くして立ち上げたシリーズですが、
この立ち上げに参画しました。
 
一方、車や電車に夢中になる男ゴコロは不案内。
メカの性能やデザインにワクワクする感覚がないので、不向きです。
 
ちなみに女性なら女ゴコロがわかるだろうと考えるのは短絡で、
女ゴコロを動かすには、どう攻めていけばよいのかまで理解しているのは、
訓練を積んでいるからです。
 
●資料収集、資料の読み解きができる。
必要な資料の収集と、集めた資料の読み解きができること。
 
ライターには読み手が知りたいことをわかりやすく伝える力が必要です。
必要な資料の収集には、取材先の選定なども含まれます。
聞いた話、集めた資料のうち、コンテンツに必要な要素を選択して組み立てます。
省庁による白書などのデータを読み解くような仕事もありました。
 
●納期の管理、スケジュール立てができる。
納期の厳守は当然のことですが、
関わる人が多い場合、複数のコンテンツを同時に動かす必要がある場合、
ページの多いガイドブックの作成などは、
スケジュールの組み立て、可能な納期の見極めが必要です。
 
また、多くの人が関わる場合は、スケジュールのコンセンサスを取り付け、
各段階でこぼれのないように進行を管理することが求められます。
 
万一、約束の納期を守れないライターに出会ってしまっているとしたら、
その時点で「ハズレ」と考えて、私は良いと思っています。
 
●必要なスタッフを手配、コスト管理ができる。
制作に必要なスタッフとは、グラフィックデザイナー、WEB制作者、イラストレーター、カメラマン、最近では動画制作者などです。
 
企画したコンテンツ作成に必要なスタッフを手配し、コスト管理ができる編集ライターだと、制作物を任せることができますね。
 
●効率的な広報の進め方を提案できる。
広報戦略を企業の外部スタッフとして一緒に考え、進めていけます。
外部の第三者の目が入るということも利点です。
 
編集力をざっくりとまとめてみました。
コンテンツを制作する目的も、公開方法(紙媒体なのかWEBなのか)、WEBはHP(LP)なのかSNSなのか、動画を連動するのかなどが決まっている場合は、上記の編集力の一部でこと足ります。
 
コンテンツ執筆を頼むのであれば、次の2つの編集力は持っていてほしいと思っています。
●媒体・企画の全体把握と制作物の構成ができる。
●資料収集、資料の読み解きができる。